実績と成果
ラジカル計測装置の開発
●Lバンド(300,700MHz)ESR-CT装置の開発
・世界で初めて生きたままの動物のラジカル測定装置を開発
●多様な目的や用途に応じたESR計測装置の開発
・全自動ESR免疫測定装置(血液・感染症検査等医療分野に活用)
・WバンドESR装置、EDMR(低周波電流検出ESR)装置(シリコン等の格子欠陥、有機材料の非破壊検査等の工業材料分析に活用)
・プローブヘッド型ESR装置、可搬型ESR装置(持ち運び可能で現場計測に活用)
ラジカル計測の応用研究
●生体内一酸化窒素(NO)の計測の実現と生態作用の解明
・血圧調整、神経伝達、抗菌・抗腫瘍等の生理作用や心臓病等の病気に関わっている一酸化窒素ラジカルを捕まえる試薬を開発し、内因性NOの画像化に世界で初めて成功
・脳・神経疾患、胃粘膜など生体や疾患へのNO作用の解明
●新たな分析法の確立(ラジカル免疫測定法)
・抗原抗体反応とラジカル反応とを組み合わせてウイルスやホルモンなどを高感度で分析するシステムを開発(B型肝炎、ポリフェノール、花粉(アルゲン)等の高感度分析の実現)
食品、生活、環境等への応用研究
・蛍光画像を用いた米鮮度評価装置の開発
・ウコギを用いた機能性食品の開発
・食品加工技術の高度化と食品抗酸化性評価
・蛍光発光、抗菌、UVカット機能を有する絹製品の開発

・眼底断層診断装置の開発

●生物ラジカル研究所
●都市エリア産学官連携促進事業


●地域研究開発促進拠点支援(RSP)事業
【事業期間】平成12年度〜平成16年度
山形・米沢地域の、米・大豆等の豊富な農業系資源と東北屈指のエレクトロニクス産業の集積という地域特性を背景とし、山形大学の技術シーズを基にしたコンソーシアムの形成により、有機エレクトロニクス分野の研究基盤を構築する事業です。
Regional Science
Promotional Program
 大学等の先端的研究成果を育成し、実用化に繋げていくための事業です。
山形大学を始めとする鶴岡工業高等専門学校、東北芸術工科大学、東北公益文化大学、公設試験研究機関などの研究シーズや県内企業のニーズの収集・マッチング行い、実用化に向けた育成試験委託や技術移転関連の諸事業への橋渡しを行いました。
 
地域農産物を基盤とする高性能・高機能材料の
  山形横断型研究システムと産業の創生
山形・米沢エリア
【事業期間】平成5年度〜平成16年度
 生物ラジカルとは、主として、生体内で発生し、反応性の高い磁性をもった分子のことで、生物ラジカル計測法の確立と、応用技術の研究による高齢化社会での健康と福祉への貢献を目的とした事業です。
   第1期 平成 5〜11年度(7年間):基盤技術確立に向けた基礎研究
   第2期 平成12〜16年度(5年間):事業家促進研究
成果
フィジカルアセスメント教育シミュレーター用の脈拍波発生装置の開発
研究シーズ/ (株)高研
実施機関/ (株)高研
本研究は、医者、看護師の触診技術の向上を目的とした「心電図に同期した脈拍波発生シミュレーター」で、人形型のモデルの皮膚材料下に、脈拍振動部となる圧電アクチュエータを設置し、脈拍制御部で構成し、脈拍の強さ・速さ・正常・徐脈・頻脈等を設定し、心電図に同期した脈拍制御部が制御します。脈拍制御部には触診しているかどうか(皮下の圧電アクチュエータに触れる)を接触スイッチが感知して脈拍制御部がON/OFF制御をします。
小型風力発電の新しい地域利用に関する研究
研究シーズ/ 丹 省一(鶴岡工業高等専門学校)
実施機関/ 鶴岡工業高等専門学校
垂直軸クロスフロー型風車に一対の案内羽根を付けて、単独の場合の約2倍の出力が得られる形式としました。本風車は低騒音であり、人が近づいても違和感がありません。更に、防風・地吹雪防止効果があり、住環境密着型風車として、街灯用風車などへの利用拡大が進められています。
モクズガニ養殖システム
研究シーズ/ 本登 渉(山形県水産試験場)
実施機関/ 山形県水産試験場浅海増殖部
モクズガニは最上川をはじめ、県内の河口域、及び河川で漁獲され、天然の特産物として旅館等で食事に出されています。しかし、蟹は共食いの性質があり、現在効率的な養殖方法がありません。そこで、共食いを防止する新規養殖方法を開発しました(国内特許出願済)。成果は養殖実用テストプラントに展開され、平成15年秋に試食会を開催しました。
可搬式簡易雪室の開発
研究シーズ/ 山形県農業研究研修センター中山間地農業研究部
実施機関/ 山形県農業研究研修センター中山間地農業研究部
可搬性に優れ移設が容易であり、必要な時に必要な場 所でフレキシブルに利用が可能です。生鮮野菜の貯蔵に優れた機能を有する雪室の設置・利用が無雪 地域においても可能となります。
コメ粉100%パン「Love Rice」
研究シーズ/ 西岡 昭博(山形大学) 他
実施機関/ パウダーテクノコーポレーション(有)
グルテンはパンを膨らます役割であり、グルテンを含まない米はパンに不向きとされていました。今回、発泡成形技術を応用し、グルテンなしの米パンを膨らますことに成功。すでに国内特許を出願し、平成14年6月山形大学発のベンチャー企業「パウダーテクノコーポレーション(有)」を設立。商品化の上、販売を開始しました。
次世代金型鋳鉄材料の開発
研究シーズ/ 山形県工業技術センター
実施機関/ 山形県工業技術センター
現状のプリハードン鋼に比べて非常に安価な金型材料 として、鋳造したままでは軟らかく、冷やすだけで硬くなる鋳鉄材料に関するシーズを用い、プラスチック射出成型金型の試作を行いました。平成16年度中小企業地域新生コンソーシアムへ橋渡しを行い、事業化・商品化を目指し研究中です。
高効率パルスパワー放電分解廃水処理装置の開発
研究シーズ/ 東山 禎夫(山形大学)
実施機関/ 山形大学 工学部
パルスパワー放電分解法を用い、家庭用および産業の廃水等を効率的に処理することのできる廃水浄化装置の開発を行いました。試験レベルではほぼ精製水と変わらないほどの透過率まで溶液を脱色できました。今後は短時間で、かつ低コストで処理が可能な条件を見出し、装置の製品化を目指していきます。
ボディースーツ型心拍・呼吸モニターの開発
研究シーズ/ 山形大学 工学部
実施機関/ アステック株式会社
直接皮膚に電極やセンサーを取り付けずに、ベストを身に着けることにより心拍・呼吸の計測が可能な着衣型(ボディースーツ型)の心拍・呼吸モニタリングの開発を行いました。呼吸疾患患者のモニターや呼吸リハビリテーションのサポートを行うことを目的として開発しました。
共同研究事業
天然素材と合成高分子のハイブリッド化による高性能・高機能材料の開発
 従来の米ぬか焼成多孔質炭素材料の課題であった強度、耐水性を改善するとともに、米ぬかよりも特性の優れた籾殻焼成炭素材料の製造の成功により、無潤滑・高耐水性・経時変化のない特性を活かせる摩擦摺動製品への応用をはじめ、電池用材料としての活用も期待される。

    研究リーダー 山形大学工学部
              教授  飯塚 博
高速充放電リチウムイオン2次電池に関する基盤技術の開発と動力システムへの応用
 30秒で急速充放電できる電極の試作に成功し、本研究の成果を受けてエナストラクト鰍ニいうベンチャー企業を設立し、基礎研究から実用化に力点をおいた研究開発を推進してきた。また、導電性ゴムを利用した新たな発想による電池開発を企業との共同研究を行っており、これまでにない電池の開発として期待される。

    研究リーダー 山形大学大学院
              理工学研究科
              助教授 仁科 辰夫
事業期間 平成14年度〜平成16年度
生物ラジカル研究所